ささき整形外科 整形外科・リハビリテーション科

〒222-0011 横浜市港北区菊名1-8-12

第22回「認知症予防のカギは≪睡眠≫が握っていた?!」

お久しぶりです!

今回の理学療法士通信の担当は最近、睡眠の勉強がたまらなく楽しい福島です。
今日はその学びをシェアします。
2017年のユーキャン新語・流行語大賞に「睡眠負債」という寝不足の蓄積を示す言葉がノミネートされました。
博報堂調べによると2018年に私生活で力を入れたいことランキングの1位はなんと
5位「貯蓄」
4位「家族との時間」
3位「健康」
2位「趣味」
と、これらを抑えて
堂々の第1位が《睡眠》でした。
近年大注目の睡眠。
その中でも睡眠と認知症の関係性について、今日は記していきたいと思います。

pt22 fig01

認知症と睡眠
一見何の関係もなさそうな両者ですが、実はとても深い結びつきがあります。
認知症は年を重ねていくと、症状の大小は人それぞれですが皆さん症状を有します。
例えば
●物忘れが増えた
●最近のことを思い出せない
のような、ちょっとしたことから始まり、
だんだん症状が大きくなると、
●家族のこともわからない
状態となってしまうこともあります。
とても悲しいことです。

もし今あなたの隣にいる大切なパートナーや大好きな友人や家族が自分の事をわからなくなってしまったら。 胸が締め付けられる思いです。

この認知症の6割をしめるのが 「アルツハイマー型認知症」 という認知症です。

アルツハイマー型認知症は
脳にアミロイドβという、脳が働いた後に出る燃えカスのようなモノが貯まってしまい、神経同士の情報が邪魔されてしまう結果、記憶障害等の認知症の症状を引き起こすと言われています。

ということは、アミロイドβの排出がうまくいけば、 認知症の予防が出来たり、ひどくなるのを防いだり出来そうですよね。

ではこのアミロイドβの排出を人の脳はどのように行っているか。

実は人の脳は頭蓋骨の中にぎっしり詰まっているわけではなく、「脳脊髄液」 という保護液に浮かんでいます。
これがあるので、転んだりぶつけたりして頭に衝撃が加わっても、脳みそを痛めすぎずに済みます。

それに加えてこの脳脊髄液は脳の老廃物、つまりアミロイドβの排出をしてくれています。

この脳のアミロイドβの排出を効率よく行っているタイミングが 「睡眠中」 なんです。

日中にも少し排出はしているのですが、日中の活動中の脳は活発に動いているので、休んでいるときのよりも少しサイズが大きいので、脳脊髄液の通り道が狭いのです。

睡眠中は脳の活動が落ち着く為、活動中のりも脳のサイズが少し小さくなります。

これによって脳脊髄液が流れるゆとりが脳の中にできて、脳脊髄液が流れるのと同時にアミロイドβを排出してくれます。

例えば、年末年始の帰省時期の高速道路の渋滞をイメージして頂くとわかりやすいです。
日中の皆が動いているときは交通量が多いので渋滞が発生して、流れが悪くなってしまいます。
でも夜の皆が休んでいるときなら交通量が減るので、スイスイ流れていきますよね。
このようなイメージです。

特にこの脳脊髄液によるアミロイドβの排出はぐっすり深く眠っているときに行われるので睡眠時間を長くするだけではなく、ぐっすり深く眠る、つまり質の高い睡眠がとれることが重要となります。

これが、認知症と睡眠の関係性です。

認知症発生直前の状況をヒアリングするとほとんど必ず、
「よく眠れない」
と言う声を聞きます。

今現在認知症症状に悩んでいる方の声を聞いても、
「よく寝れない」
「睡眠薬を飲んでいる」
「お薬を飲んでも眠れない」
との声を聞きます。

興味深い事実です。

ではどうしたらぐっすり深く眠ることができるのか?

快眠方法については以前、船越先生が理学療法士通信に述べてくださっているので、そちらをご参照ください。

では、本日もお読みいただき、ありがとうござました(^^)

第21回「尿もれ」について知っていますか?」

みなさん、こんにちは!
そしてはじめまして!
今年の4月より当院に入職致しました、理学療法士の佐瀬(させ)です。
よろしくお願いします!

早速ですが、今回のお話は「尿もれ」についてです。

近年この言葉をテレビや雑誌などでもよく目にし、耳にすることが多くなりました。
また、「骨盤底筋群」という筋肉の名前も聞きませんか?
「インナーマッスル」もしくは「インナーユニット」、「体幹」といった言葉も随分前から言われるようになりましたね。
「骨盤底筋群」とは、その1つに含まれる筋肉です。
英語で「Pelvic floor muscles」というのですが、直訳すると骨盤(Pelvic)の床(floor)の筋肉(muscles)。骨盤の底に位置し、ハンモック状に繋がっている筋肉です。
骨盤内臓器(腸や子宮、膀胱など)を下から支え、肛門や尿道を締める筋肉なのです。

pt21 fig01

この筋肉の役割や機能を考えると、機能低下が起きることで「尿もれ」だけでなく、 
「臓器下垂」「子宮脱」などといったことが起きる可能性もあるのです。

前置きが長くなりましたが、今回はまず「尿もれ」とは何かというとこから!

「尿もれ」とは、自分が意識していなくても、不意に尿が漏れてしまう、また、我慢できずに尿が出てしまうことをいいます。専門用語では「尿失禁」と呼びます。
特に女性に多く、年々20~30歳代でも尿もれ対策専用品を使用している人が増加傾向。 40代女性では3人に1人以上が尿もれを経験しているとも言われています。

※ユニ・チャーム調べより

そう、実は「尿もれ」って女性なら誰でも、何歳でも起こりうるものなのです。
「尿もれ」の原因は?
• 妊娠・出産や加齢
• 運動不足や肥満
• 便秘
• ストレス
• 水分摂取量や冷え
• ホルモンバランスの乱れ
• コーヒーや紅茶、お酒の過剰摂取
• 薬の副作用や、病気の後遺症等
                     …など様々な原因があります。

なので一概に「尿もれ」=「骨盤底筋群」が弱いから起きるんだ!とは言えないのです。
確かに「骨盤底筋群」のトレーニグで症状が緩和される方もいます。
でもそれだけじゃ治らない方もいます。

その人その人でどうして起きるのか、なぜ起きてしまっているのかは違います。
それは膝痛や腰痛でも同じです(^^)
人それぞれ現象を起こしてしまっている原因があり、過程があり、それに対し治療をしていかなければ意味がないのです。

長々となってしまいましたが、ひとまず今回の「尿もれ」についてはここまで!
次回の佐瀬では「尿もれの種類」と「主な治療法」までご紹介できればと思います!

ちなみに、どうして男性よりも女性に多いの?かというと、
①男性と女性の尿道の長さに違いがあるため。
   男性:S字で細い構造。
   女性:太くて短く、直線的な構造
②妊娠・出産による影響
  骨盤底の筋肉や組織が大きく引っ張られることで緩みを生み出してしまうため。  

それではまた次回!
本日もお読みいただきありがとうございました☆

第20回「脚の痛みは歩き方が原因!?」

みなさん、こんにちは!!
理学療法士の平林俊太郎です!
さて、前回は第14回「膝の痛みの原因は膝にあるとは限らない」という内容で書かせて頂きました!
今回は、「脚の痛みは歩き方が原因!?」という内容で書かせて頂きます!

歩くのが多くなると脚が痛くなる方は多いと思います。
それは、歩くときに脚の筋肉や靭帯にねじれる力や引き伸ばされる力がかかっており、
その負担の蓄積がやがて痛みになると考えられます。

負担の蓄積が痛みになることは簡単にお分かりになると思います。
じゃあ、どうやって歩き方を変えるの?と疑問が浮かびますよね。
でも、歩き始めは言われたこと意識出来るけど…という方は多いと思います。

ここで、いいこと言います。

歩きは勝手に変わります!!

なぜなら、歩き方は姿勢や背骨の歪みから作られるので、姿勢や背骨の歪みを整えることで歩きも簡単に変えることが出来るからです。
姿勢に関しては、前回の平林担当のブログでお伝えしたので、背骨の歪みの整え方をお伝えします。
背骨の歪みは概ね4通りあります

pt20 fig01

このような形の背骨の歪みで上記のタイプとその逆の4通りです。
背骨の歪みを一時的に手で誘導し、歩いてもらいます。(誘導は痛くないです。)
そうすると、歩きやすくなったり、歩きづらくなったりします。
人によっては、歩くときの痛みがなくなったり、痛みが増したりする方もいらっしゃいます。
中には、変わっていることが感じ取りにくい方もいらっしゃいますが、
こちらが歩き方の変化を診ているので大丈夫です。
※ もし、実感しない方は違う治療法もございますので、ご安心ください。

その誘導する方向によって、それに応じた簡単な体操を行って頂きます。

すると、歩きは何も意識しなくても変わっています

体操によって歩き方が変われば、脚の痛い部分にかかる負担が減りますので痛みが軽減または消失することになります。

リハビリで治すことができる歩き方もあります!!
脚の痛みにお困りのそこのあなた!!
このブログを読んだ今がチャンスです!!!
諦めないでください!!
ぜひ当院を受診し、リハビリを一緒に頑張りましょう(^o^)/
では、本日もお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

第19回「ヨガポーズで心身のリラックス」

みなさん、

普段、後ろ姿(背中)を意識することってありますか?

デスクワークが多いなど、背中が丸くなっている、腰が反っているなど要因は様々にありますが、背中は凝り固まっていきます。
また、呼吸も浅くなっていきます。
(深呼吸をしてくださいと言われて、胸を膨らませることは意識しますが、背中も膨らますことを意識することってないと思いませんか? でも、背中も膨らむんですよ。)

呼吸が浅くなる、背中が凝ることで肩こり、腰痛などに繋がっていきます。
また、姿勢が悪くなることで、年齢より上に見られてしまうこともあります。

今回は、ヨガのチャイルドポーズで心身のリラックスおよび背中を意識した呼吸エクササイズを紹介します。

チャイルドポーズの効果は…
・ 全身の疲労回復
・ 背中の緊張を和らげる
・ 肩こりの改善、腰痛予防
・ 気持ちを落ち着かせる

赤ちゃんのように背中を丸くした姿勢から名づけられたと言われています。ヨガのポーズの合間に行う最も基本的なポーズです。

やり方
pt19 fig011. 正座になる(両膝の間はにぎりこぶし一個分くらいあけます)
2. おでこをつける
3. 手は体の横へ(手のひらは天井に)
4. お尻は両方のかかとに均等に乗るように (膝が痛いなど問題がある時は、クッションなどを挟んでください)
5. 全身の力を抜く
pt19 fig026. この姿勢のまま、深呼吸をしていきましょう。ここでのポイントは、

※ 背中をふくらますイメージで行ってください。 呼吸はゆっくり、肩に力が入らないように!
※ 腕の位置は、変えてみてください。最初は体の横、次は両手腕を前に伸ばして
※ 正座ができない方は、椅子に座って大きめのクッションやバランスボールを抱えて行ってみてください。

理学療法士  大嶋

参考文献:いちばんよくわかるYOGAポーズ全集 基本からレベルアップまで、すべてがマナベル実践書の決定版

第18回「免疫力をあげる、ビタミンD」

みなさんこんにちは!


最近栄養の勉強にハマっている理学療法士の中村です!

 

みなさんの体は『食べたもの』から作られているので、食べ物が大事なのは当たり前ですよね。
話題は変わりますが、最近インフルエンザが猛威を奮っているようです。
インフルエンザは高熱が出るし全身倦怠感がすごいので、なるべくならインフルエンザにかかりたくありませんよね。
そこで今日は、インフルエンザを予防する為に必要な栄養講座です♪
実は結構誤解している人が多いのですが、インフルエンザって風邪の一種なんです。
皆さん「風邪の予防」ってなると、免疫力をあげて予防しよう!って思い浮かべますよね?
先ほども言ったように、インフルエンザも風邪の仲間なのでそれと一緒なんです!!
免疫力を上げれば予防できる確率が上がります!
じゃ、どうやったら免疫力を上げることができるのか?
免疫を上げる方法もいろいろあるのですが、今回は栄養について書きたいと思います。
免疫力を上げる為に必要な栄養素は皆さんもご存知の通りビタミン!!
そして


その中でもビタミンD!!!

 

に、今日は着目したいと思います。


ビタミンDは骨を作る際にとても大切になってくる栄養素です。
カルシウムや骨の代謝に不可欠なビタミンとして有名で、欠乏すると


小児の場合は「くる病」

 

大人の場合「骨軟化症」

 

高齢者では「骨粗鬆症」


といった病名がよく知られています。
しかし、それ以外にも近年の様々な研究により、ビタミンDの持つ機能が多彩である事がわかってきました。
近年注目されているのが「免疫系」で、風邪やインフルエンザから癌までビタミンDの効果がとても期待されています。


小児インフルエンザ予とビタミンD
日本での研究で、ビタミンDを摂取した群は、摂取しなかった群と比べてインフルエンザの発症率が42%減であったという結果が出ています。


●Urasima M et al , Am J Clin Nutr 2010;91’1255-60

 

がんとビタミンD
ビタミンDはがんのリスクを低減させることが期待できるということが、いろいろな研究でわかってきました。


ビタミンDの体内での状態を表す指標である25-(OH)VD3の濃度が高い方が、がんのリスクが低いという結果が出ているそうです。


●Gorham ED, Garland CF,Garland FC.at al Optimal vitamin D staus for colorectal cancerprevention’a quantiative meta analysisi Am J Prev Med 2007;32’210-6
● D.Michal Freedman,Anne C,Looler, Shih-Chen Chang, Barry l. Graubard et al.Prospective Study of Serum Vitamin D and Cancer Mortality in the United States.J Ntal Cancer inst 2007;99’1594-602.

 

そんな効果が期待できるビタミンDを体内に補充するには


①紫外線(UVB)によって自分自身の皮膚でビタミンDを作る

 

②食物から摂取する

 

この2つの方法があります。

 

①紫外線(UVB)によって自分自身の皮膚でビタミンDを作る
要は日光に浴びましょうって事ですね

pt18 fig01

 

 

日光に当たると紫外線が皮膚のコレステロールを変化させることによって、ビタミンDが作られます。

 

コレステロールからビタミンDが作られるってなんか意外ですよね・・・・

 

言い換えれば、日光を浴びる機会が少ない人はビタミンD不足である可能性があります。
ここで注意が必要なのが、ビタミンDを生成するのは紫外線の中のUVBという紫外線で、これは服やガラスを通過しません。

 

つまり、露出の少ない服を着たり、ガラス越しに夏の太陽に当たってもビタミンDは生成されません。

 

さらに、日焼け止めクリームは有害な紫外線を遮断しますが、UVBも一緒に遮断してしまいます。

 

pt18 fig02

 

女性だと日焼けを気にして夏でも肌を隠すファッションをし、全身くまなく日焼け止めを塗っているので、ビタミンDが不足している人が多い可能性があります。

 

でもやっぱり日焼けするのは嫌!!

 

シミとかになっちゃうし!!

 

今は色白の時代!!

 

じゃ、どうしたらいいのか?

 

それは、もう一つの方法である


②食物から摂取する

 

がおススメです!

 

では、ビタミンDはどんな食材に含まれているのか???


実はビタミンDは、野菜・豆・イモ類にはほとんど含まれていません。


多く含まれているのは魚類やキノコ類などです。

 

そして、しいたけは実は人間と同じで、日光にあたる事でビタミンDが10倍にも増えます!

 

なので、しいたけを使う際は30分くらい日光にあてておく事をお勧めします!

 

ぜひ、インフルエンザ予防に積極的に食材からビタミンDを摂りましょう♪


長くなりましたが、本日もお読みいただきありがとうございました。

第17回「いい睡眠とれていますか?」

皆さまこんにちは!pt17 fig01

久しぶりにやってまいりました、本日のブログ担当、船越です

 

最近、布団が恋しくなってくる時期になりましたね。

健康はいい睡眠から!!

っということで今日のテーマは「睡眠

 

良い睡眠というと、皆さんはどんなことを思い浮かべますか? 詳しく話すと長くなってしまうので簡単に睡眠とはどういうものかを説明していきます。

 

睡眠の状態として「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」がある事はよく知られていると思います。眠りの周期は「ノンレム睡眠+レム睡眠」で1単位となりますが、 一度の睡眠で4~5単位程度繰り返されます。このとき一番大事になってくるのが、就寝後最初にあらわれる「ノンレム睡眠」です。これは、就寝後最初にくる「ノンレム睡眠」が一番深く、このときに成長ホルモンが分泌されるからです。

そのため、何時にねるかよりもいかに最初の「ノンレム睡眠」で深く眠れるかが大事になります。

 

それでは実際、よりよい睡眠を取るための簡単にできるコツをいくつか紹介します。

 

 

眠りに必要以上にこだわりを持たない

不眠が続いてしまうと「眠れない」ということ自体に意識が向いてしまいます。寝室で寝むれない体験をすると「寝室=寝むれない」となってしまうため、寝室以外で寝てみるなんていうのもありかもしれません。また、「特定の時間に眠らなければ」とか、「早く寝ないと明日が大変」など眠りに関心を向けすぎないことが安眠への第一歩です。

 

15分眠れなかったら居間に戻る

眠れない体験を繰り返さないようにすることも大事です。眠いと思うまで寝室に行かず、また、寝室で15分眠れなかったら居間に戻ってみるのもいいかもしれません。寝つけないのに寝ようとすると、情動が高まって、体が覚醒状態に向かってしまうこともあります。

 

必要以上に早く寝ようとしない

「体内時計」の観点から、人間には夕方から夜にかけて「眠れない時間帯」があります。例えば、夜11時に寝る人ならば、直前の8時から10時くらいにかけては、一日で一番眠れない時間帯です。これを「睡眠禁止帯」と呼ばれています。

 

pt17 fig02この他にも、様々なことが言われていると思います。色々なことを試してみて、自分に合った睡眠方法を見つけてみるのもいいかもしれません。しかし、いい睡眠方法を見つけても、それにこだわり過ぎてしまうと、それをしないと眠れない体になってしまうので、何事もほどほどくらいが睡眠にはちょうどいいかもしれませんね。

 

良い睡眠がとれることはとっても大事! こんなのはどうかなと思ったら、是非一度当院の理学療法士に聞いてみてくださいね!

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございしました。

第16回「骨粗鬆症と栄養素について」

みなさん、こんにちは!!

厳しい暑さも落ち着き、すごしやすい季節となってきましたね。季節の中で秋が一番好きな今回の理学療法士通信担当の福島です。今年の2月に当院に入職しました。今後ともよろしくお願いします。

今回は骨粗鬆症栄養素についてのお話をご紹介します。

pt16 fig01

まず骨粗鬆症とは、「骨量が減少(骨密度低下)し、骨が劣化し脆くなって、骨折を起こしやすくなっている状態」です。上の右側の絵のようなイメージです。
「骨粗鬆症=カルシウム不足」のイメージが強いですが実は、骨を強くしていくための栄養素は、カルシウムだけでは不足しています。丈夫な骨を作るために必要な栄養素は、カルシウムリンマグネシウムビタミンKビタミンDです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

【カルシウム】
カルシウムは骨や歯を構成する成分です。カルシウムは、乳製品だけではなく、小魚や緑黄色野菜・海藻類にも含まれています。カルシウム=乳製品から摂取するイメージが強いですが、乳製品に含まれる動物性たんぱく質はとりすぎると体内で代謝される際に骨や歯からカルシウムを溶かしてしまいます。カルシウムの摂取=乳製品だけではなく、小魚や緑黄色野菜・海藻類からも摂取することがとても大切です。

【リン】
 リンは骨や歯の構成成分です。リンはインスタント食品や加工食品に多く含まれています。リンはとりすぎると、骨のカルシウムが血液中に溶け出しやすくなり、骨の形成を妨げます。リンは骨に不可欠な反面、骨をもろくする作用もある為、インスタント食品や加工食品の過剰摂取は注意しましょう。

【マグネシウム】
 マグネシウムも骨や歯を構成する成分です。又、カルシウムが骨に沈着するのを助けています。骨の健康を守るためにはマグネシウムとカルシウムを一緒にとることが大切で、マグネシウム:カルシウム=1:2~3が理想のバランスです。マグネシウムは海藻類、豆類、魚介類に多く含まれています。

【ビタミンK】
 ビタミンKはカルシウムが骨に沈着するのを助ける働きをします。ビタミンKは緑黄色野菜や海藻類に多く含まれていますが、腸内細菌からも作られるため、成人で不足することはほとんどありません。

【ビタミンD】
 ビタミンDは小腸でカルシウムやリンの吸収を促進し、カルシウムが骨や歯に沈着しやすくします。同時に、骨の再構築を促進します。
 ビタミンDはきのこ類や魚・魚の肝などに多く含まれています。きのこ類はちょうど旬のシーズンになるのでとてもおいしく頂けますね。
 また、ビタミンDは日光に当たることで体内にて作ることができることができます。暑さも落ち着き過ごしやすい気候になってきたので、外にお散歩へ出かけてみるのも有効です。また、適度な運動刺激によって骨量を増やす効果が期待できます。

 

 骨粗鬆症は早期発見・早期治療がとても大切です。骨粗鬆症予防として食事と運動に気を配ることは大切ですが、まず自分の骨の状態を知ることも重要です。当院では骨粗鬆症の検査として全身骨密度を測定することができます。そして必要に応じて骨を強くする治療を行うことができます。又、リハビリではストレッチや運動などを通して骨折の原因となる転倒の予防に力を注いでいます。

みなさん是非当院を受診し、早期発見・早期治療に努めて行きましょう!

そしておいしく食べて、適度に運動して、丈夫な骨を育てていきましょう。
長くなりましたが、本日もお読み頂きありがとうございました。

pt16 fig02

参考資料:渡邊昌(2016)『運動・からだ図解 栄養学の基本』マイナビ出版.

第15回「痛い時は温めた方が良いのか、冷やした方が良いのか」

みなさん、こんにちは。
今年も暑い日が続いていますが、体調を崩していませんか?
先日、溶連菌に感染してひどい目にあいました、

理学療法士の猪俣です。

みなさん、少しでも不調を感じたら、迷わずに医療機関を受診してください。
そんな暑くて、クーラーが必要な近年の夏ですが、患者さんがよく持つ疑問に答えたいと思います。

「痛い時は温めた方が良いのか、冷やした方が良いのか、わからない」

pt15 fig01

http://www.lovevirus1.com/methanehydrate/より引用

みなさん、よく迷われます。

基本的に痛みが出て3日間(72時間)は冷やしてください
痛みが出て3日間は炎症症状であることが多く、この時期に温めると炎症が悪化して、回復が遅れることがあります。

できれば氷袋や氷冷剤を痛い部分に約20分当てて冷やしてください。
また、お風呂は避けて、シャワー程度にして、痛い部分の温度を上げないようにしてください。

その後、3日が過ぎたら痛みの少ない範囲で痛いところを動かすようにしてください。
このようにすると痛みが出ても長期化しないことが多いです。

痛みの対応はこのようにして行いますが、痛みのある時は誰でも不安です。

そんな不安の中、炎症を理解し、適切に治療をしてくれる理学療法士がそろっている、ささき整形外科を受診してください。

みなさんの回復の手助けをさせていただきます。 

第14回「膝の痛みの原因は膝にあるとは限らない」

みなさん、こんにちは!!

1年ぶりのブログ担当になった理学療法士の平林俊太郎です!

さて、前回は膝が痛いのってなんで?という内容で書かせて 頂きました!

今回は膝の痛みの原因は膝にあるとは限らないという内容で書かせて頂きます!

人間は上半身と下半身から構成されています。

上半身は頭、胴体(体幹)、腕(上肢)から成り、 上半身は下半身に比べると非常に重い構造物となっております。

下半身はその重い上半身を支えなければいけないのです。

ここまでだと、 『そりゃ、重いの支えるんだから、膝痛くなっても仕方ないよね』 と思われると思います。

確かにそうなのですが ここからが大事なところです!!

一番大事なのは、 下半身(膝関節)に対しての上半身の位置 がとても重要なのです!!!pt14 fig01

人は歩くときに常に 地面からの力を受けており、その力は上半身の中心に 向かっていきます。

下半身に対して上半身が 真上に位置していれば 問題にはならないのですが、 上半身の位置が左右にずれてしまうと 膝関節にかかる負担が大きくなるのです。

以上を踏まえると、 膝が痛くても上半身の位置すなわち全身の姿勢が原因 でその痛みが起こりうることになります!!

リハビリで治すことができる姿勢もあります!!

膝の痛みにお困りのそこのあなた!!

諦めないでください!!

ぜひ当院を受診し、リハビリを一緒に頑張りましょう(^o^)/
では、本日もお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

第13回「マインドフルネス」

今回は、「マインドフルネス」についてお話ししたいと思います。

マインドフルネスとは、トップアスリートや経営者などが行っている瞑想。

テニスのジョコビッチ

アップル創業者のスティーブ・ジョブズが取り入れていることでも有名。

また、GoogleやYahoo!、インテル、フェイスブックなど有名企業でも活用されています。

 pt13 fig01

瞑想の効果は科学的に解明されていて、脳を休めるための休息法と言われています。

ぐっすり寝たのに体がだるい場合、実は体ではなく、脳が疲労しているのだという。

脳は一日の活動総エネルギーの20%を使用している。

疲労感・ストレスによる体調不良の原因は脳疲労が大きく関わっています。

そのため、ストレスや考えすぎにより脳がオーバーヒートしてしまう。

何かをしている時に他のことを考えているとさらに脳のエネルギーを 60〜80%使うそうです。 そうなると、身体だけでなく、脳まで疲れる。

この脳回路の活動を整えるのに最適なのがマインドフルネスということ。

脳が疲労する原因は、過剰な活動によるものですが常に働いているので、なかなか休ませることができないところ。

これをマインドフルネスで意識的に休ませてあげることが大事。

 

「マインドフルネスの効果」

①短時間で頭がスッキリする

②ストレス軽減

③集中力アップ

④学習・記憶を司る海馬の密度UP

⑤記憶力テストで平均点UP

⑥免疫力UP(血中の抗体UP)

⑦うつ病の再発防止効果

第12回「自分の平熱知ってる?」

皆様、明けましておめでとうございます!!

東急東横線沿い妙蓮寺駅近くのささき整形外科、健康雑学ネタ担当の理学療法士の中村です。

当院もおかげさまで3年目を迎え、地域の皆様の健康を支えていけるようにスタッフ一同、より一層頑張っていきたいと思っておりますので、本年もどうか宜しくお願い致します。

さて、前回のブログ(←リンク)では、女性の冷え性はどこを温めたらいいかを書きました。

今回もその続きを書きたいのですが、 

その前に・・・・・・  

これを読んでいるアナタは、ご自分の平熱ご存知ですか?

 

 

その前に・・・・・・pt12 fig01  

これを読んでいるアナタは、ご自分の平熱ご存知ですか?

女性の冷え性の中には、そもそも体温が低い冷え性の方もいます。

日本人は約36.5~37.1度が平熱と言われています。

35度台は体温が低い状態ですが、皆さんは何度台でしょうか?

ちなみに、「ヒト」という生き物は36~37度を維持しようとする動物です。

この状態を維持できれば代謝が活発になって免疫力が高くなり、病気になりにくいとされています。

36度以下になると代謝が活発でなくなり、 免疫力が低下してアレルギー症状などが出やすくなるとされています。

35度以下になるとさらに代謝は低下して、頭痛、肩こり、不眠、更年期障害など・・・ 慢性的に辛い症状が出てきやすくなるとされています。

つまり、体温が低いと体の調子を整える為の準備が出来ないのです。 体温が慢性的に低い状態を低体温と言いますが、 低体温になる理由には大きく分けて以下の4つがあります。

①寒冷な環境が続く

②体温が奪われた状態が続く

③体内で熱が作られない

④体温を調節する機能が低下

次回の記事ではこれらを解説していきたいと思います。

皆さんも是非日頃から体温を測ってチェックしてみてください。

記事が待ちきれず、お聞きしたい方は 当院の理学療法士までお聞きください♪

それでは本日もお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

第10回「”痛み”って、何?」

みなさん、こんにちは。

今年の4月より入職しました、サッカーとガンダムが大好きな理学療法士の猪俣です。

 

みなさん、「痛み」って、何だと思いますか?

 

 

国際疼痛学会が規定する「痛み」とは…

「実際に何らかの組織損傷が起こったとき、または組織損傷を起こす可能性があるとき、あるいはそのような損傷の際に表現される、不快な感覚や不快な情動体験」

 

わからないですね(笑)

 

つまり、生まれてこれまで感じた嫌な感情の積み重ねで、その人の痛みの感じ方って変わってきてしまうと言うことです。

 

歩き始めた赤ちゃんが転んでも、ケロッとしている時がありますよね?

あの時、赤ちゃんは不快な感覚を感じているけど、それが何かわかっていないために泣かないのです。

赤ちゃんは成長するに従い、その不快な感覚を何回か経験して、それを「痛み」として認識するようになります。pt10 fig01

 

こんな感じで「痛み」はできるだけ、頭の中に残さない方が良いのです。

 

みなさん! 関節などに痛みがあるときに我慢しないでください!

痛みを止める手段はなんでもかまいません!

理学療法

注射

痛み止めの薬

我慢せず、ためらわず、当院で痛みを止める手段を実行してください!

第11回「むくみって何?」

皆さん、こんにちは!!
今回は、久しぶりのブログ担当になった理学療法士の船越です。

 

10月になって涼しい日も増えてきました。
季節の変わり目ということもあって風邪には気を付けてくださいね!


pt11 fig01さて、今日の話題は「むくみ(浮腫み)
現代社会で女性の半数は足のむくみを経験し、悩んだことがあるといわれています。実際、あなたも一度は気になったことがあるんじゃないでしょうか?

 

じゃぁ実際、むくみとはなんだろう?と考えると

水がたまっちゃった状態

とよく言われますね。
もう少しだけ、細かく言うと
細胞と細胞の間の水分が血管に戻らず、余分な水分として過常に溜まった症状
ということになります。

 

通常、血管から染み出る水分量と、血管に戻る水分量は常に同じ量になるように調節されています。これが何らかの原因でバランスが崩れるとむくみの原因になります。

 

染み出る水分量が増える原因として、肝臓や腎臓の病気、低たんぱく症やアレルギー、虫さされなども挙げられます。
逆に戻る水分量が減る原因としては、心不全や下肢動脈瘤など病気や足の筋肉を使わないなどの静脈の流れを悪くするものが挙げられます。

 

その他にも、生活習慣に原因になることも多くなってきています。
寝不足や過食、過度なダイエット、運動不足、ストレスなどよく言われます。
その他にも、肌のハリがなくなったり、お酒の飲みすぎ、塩分の取りすぎなどでもむくみやすくなってしまいます。

pt11 fig02

なんだか、話を聞いていると何をしてもむくんでしまうのでは?と思ってきちゃいますね
それだと、困ってしまうので簡単に予防・解消方法を紹介します。

 

簡単に言ってしまうと、運動・食事・姿勢(休息)が大事になってきます。
運動・・・足の筋肉を使う。足の指や足首を動かす。
          家事などをキビキビ行う

食事・・・栄養バランス(タンパク質、ミネラル、ビタミン)を考慮する。
          塩分を取りすぎない

姿勢・・・休むときは「横になる」。
(休息) 十分な睡眠をとる
   →循環が良くなる。腎臓の負担を減らす

 


このほかにも、マッサージやメドマーなどの機械で循環をよくしたり、弾性ストッキングで予防したりする方法もあります。当院でも扱っている内容もあるので、詳しく話を聞きたいときには、ぜひ当院へ一度足を運んでみてください

 

むくみに悩んでいるあなた!
いきなりすべてを実行するのは無理でも一つずつ行ってみてください。

長くなってしまいました、読んでいただいてありがとうございました。

 

 

 


【赤ちゃんようこそ.com-妊娠・出産・育児応援サイト-】
http://www.赤ちゃんようこそ.com/trouble-2/note86/
【Healthil】
http://www.selfdoctor.net
参考資料
【むくみ(浮腫み)のメカニズム】
 http://www.mukumi-kaisyou.net/

第9回「膝が痛いのってなんで?」

みなさん、こんにちは。

今年1月より、入職いたしました、理学療法士の平林俊太郎です。

まだ5月なのにもう30℃近い気温で暑いですね(⌒-⌒; )

熱中症には十分に気をつけましょう(^ ^)

さて、今回は膝が痛いのってなんで?という内容で書きたいと思います!!

患者さんの多くは、軟骨がなくなってそれがぶつかって擦れて痛いと思っている方が多いようです。

しかし、実際は軟骨がなくなったことによる膝痛は変形性膝関節症の成れの果てなのです。

pt09 fig01そして、実際のデータでは、膝関節の軟骨がなくなっていた例は 10%以下だそうです。ということは、軟骨がなくなって、骨が擦れる痛みを経験するのも 10%以下であるということになります。

じゃあ…

何が痛いの……

って、なりますよね。

多くの場合、痛みの原因は、 膝の周りの筋肉や靭帯(すじ)などが 固くなることにより痛みが出て、 その痛みが続くことによって少しの痛みでも感じやすくなってしまうのです。

以上のことをふまえて、 私は骨が擦れて痛いんだ 骨はどうしようもないから痛みは取れないんだ と考えて諦めてしまっているそこのあなた!

pt09 fig02諦めるのは、まだ早いです!!

ぜひ当院を受診し、リハビリを一緒に頑張りましょう(^o^)/

では、本日もお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m