ささき整形外科 整形外科・リハビリテーション科

〒222-0011 横浜市港北区菊名1-8-12

第21回「尿もれ」について知っていますか?」

みなさん、こんにちは!
そしてはじめまして!
今年の4月より当院に入職致しました、理学療法士の佐瀬(させ)です。
よろしくお願いします!

早速ですが、今回のお話は「尿もれ」についてです。

近年この言葉をテレビや雑誌などでもよく目にし、耳にすることが多くなりました。
また、「骨盤底筋群」という筋肉の名前も聞きませんか?
「インナーマッスル」もしくは「インナーユニット」、「体幹」といった言葉も随分前から言われるようになりましたね。
「骨盤底筋群」とは、その1つに含まれる筋肉です。
英語で「Pelvic floor muscles」というのですが、直訳すると骨盤(Pelvic)の床(floor)の筋肉(muscles)。骨盤の底に位置し、ハンモック状に繋がっている筋肉です。
骨盤内臓器(腸や子宮、膀胱など)を下から支え、肛門や尿道を締める筋肉なのです。

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この筋肉の役割や機能を考えると、機能低下が起きることで「尿もれ」だけでなく、 
「臓器下垂」「子宮脱」などといったことが起きる可能性もあるのです。

前置きが長くなりましたが、今回はまず「尿もれ」とは何かというとこから!

「尿もれ」とは、自分が意識していなくても、不意に尿が漏れてしまう、また、我慢できずに尿が出てしまうことをいいます。専門用語では「尿失禁」と呼びます。
特に女性に多く、年々20~30歳代でも尿もれ対策専用品を使用している人が増加傾向。 40代女性では3人に1人以上が尿もれを経験しているとも言われています。

※ユニ・チャーム調べより

そう、実は「尿もれ」って女性なら誰でも、何歳でも起こりうるものなのです。
「尿もれ」の原因は?
• 妊娠・出産や加齢
• 運動不足や肥満
• 便秘
• ストレス
• 水分摂取量や冷え
• ホルモンバランスの乱れ
• コーヒーや紅茶、お酒の過剰摂取
• 薬の副作用や、病気の後遺症等
                     …など様々な原因があります。

なので一概に「尿もれ」=「骨盤底筋群」が弱いから起きるんだ!とは言えないのです。
確かに「骨盤底筋群」のトレーニグで症状が緩和される方もいます。
でもそれだけじゃ治らない方もいます。

その人その人でどうして起きるのか、なぜ起きてしまっているのかは違います。
それは膝痛や腰痛でも同じです(^^)
人それぞれ現象を起こしてしまっている原因があり、過程があり、それに対し治療をしていかなければ意味がないのです。

長々となってしまいましたが、ひとまず今回の「尿もれ」についてはここまで!
次回の佐瀬では「尿もれの種類」と「主な治療法」までご紹介できればと思います!

ちなみに、どうして男性よりも女性に多いの?かというと、
①男性と女性の尿道の長さに違いがあるため。
   男性:S字で細い構造。
   女性:太くて短く、直線的な構造
②妊娠・出産による影響
  骨盤底の筋肉や組織が大きく引っ張られることで緩みを生み出してしまうため。  

それではまた次回!
本日もお読みいただきありがとうございました☆