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第5回「ピラティスとは?」

みなさん、ピラティスと聞くとどんなイメージがありますか?

体幹トレーニングそれとも、ヨガのようなもの・・・など、イメージしにくいのではないのでしょうか。

今回は、ピラティスの歴史について紹介します。

『ピラティスの歴史』

ジョセフ・ピラティス 1880-1967 ドイツ人


幼少の頃、くる病や喘息など病弱だったピラティス氏は、体操やボクシング、スキー、ダイビング、ヨガなどを通して身体を鍛えていった。

彼がイギリスへ仕事をしにいっていた頃、第一次世界大戦が勃発し、捕虜となり収容所に拘留される。その時に、彼は負傷兵のサポートに従事することとなった。ベッドのスプリング(これは彼が最初に発明した器具)を取り出して、寝たきりの患者の為に運動用の器具を作り上げた。ここで、負傷兵のリハビリに関わった。また、収容所の環境が悪い中、彼の収容されていた部屋の人達は収容されるより強くなったとか。これが後にコントロロジーと名づけられる身体調整法(現在のピラティス・メソッド)の始まりとなった。

 ピラティス氏は戦後、ドイツへ帰りハンブルグの軍警察を訓練し始める。この頃の事はあまり記録されていないが、ホリスティック・メディスン、瞑想、モダンダンス、ホメオスタシー、トリガーポイント・セラピー、呼吸法などに興味を示した時期であるといわれている。

様々な刺激を受け、ピラティス・メソットに改良を重ね、アメリカへと渡る。

1926年、ニューヨークにスタジオを開設する。同じビルの中には、ダンススクールがあり、ピラティスのうわさは口コミで広まり、映画スターや医者、職人、ビジネスマン、体操選手など多岐にわたった。

 ピラティス氏を直接知る人たちは、「ジョー(ピラティスの愛称)は体に関しては天才だった」と言います。当時は現在ほど伝達速度が速くなかったことと、教える人が少なかったことから、コントロロジー(ピラティス・メソッド)はニューヨークとその他の一部の地域のみで認められていました。

その後は、徐々に弟子たちによって西海岸へと広まり、1990年代になって、マドンナをはじめとするアメリカのセレブリティが実践していることから火がついていきました。

現在では、世界中の主要国で教えられており、ピラティス人口は1,200万人を超えています。

コントロロジー(ピラティス・メソッド)は身体の健康を回復する

 ピラティスは単なる筋トレ(腹筋運動)やストレッチの一種とは異なり、体、頭、精神の完全な調和を目指すことにあります。ストレッチ、強化、バランスなどを向上させるようにデザインされている「全身運動」です。

 自分の意思で自分の体(細かなところまで:例 背骨を一つずつなど)をコントロールすることができ、呼吸・循環を活性化し、心地よい時間が過ごせるようになります。

 コントロロジーを通し、心と体のバランスが取れることで、忙しい毎日の中でもゆとりが作れるのではないでしょうか。

 自分の体を知っているようで、わからないことが多いと思います。

 ピラティスは、自分を知る良い機会だと思います。 ピラティスは低体力者~アスリートまで誰でも参加できるエクササイズです。

 みなさん、一度は体験をしてみてください。

「10のレッスンで気分がよくなり、

20のレッスンで見た目がよくなり、

30のレッスンで新しいからだに生まれ変わる」

参考資料:

ピラティス氏の著書  『YOUR HEALTH』 と『Return to Life』  

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