第25回『ストレッチしても硬い人必見!皮膚のシワが動きを止めているかも!?』
- 淳治 吉井
- 2025年12月19日
- 読了時間: 3分
みなさんこんにちは! 理学療法士の中村です
今回はタイトルの通り、「皮膚にできるシワ」と「体のかたさ」の意外な関係についてお伝えします。
■ シワは見た目だけの問題じゃない?
年齢を重ねると、少しずつ増えてくる“シワ”。 美容の観点から気になる方も多いと思いますが、実はこのシワが体のかたさの原因になっていることがあるんです。
多くの方は「体がかたい=筋肉がかたい」とイメージしがちですが、実際にはそれだけではありません。
筋肉以外にも、今回のテーマである皮膚のシワや癒着によっても、関節の動きが制限されることがあります。
■ 実際に体験してみましょう!
百聞は一見にしかず。
まずは簡単に体で感じてみましょう。
① 両ひじを最後まで曲げてみてください。
→なんとなく「曲げにくい」「つまる感じがする」方の肘を決めましょう。

② 曲げにくい方の肘の皮膚にあるシワを、下の画像のように肘を伸ばしながら4か所を10回ほどやさしくさすってみてください。

・肘の前側 → 肘から離れる方向へ
・肘の後ろ側 → 肘に近づく方向へ
※さする方向がとても大事です!
③ もう一度、肘を曲げてみてください。
「さっきより軽い」「つまる感じが減った」と感じる方が多いはずです。
■ シワが動きを制限する理由
関節が動くときは、筋肉だけでなく実は皮膚も一緒に動いています。
その皮膚がシワや癒着によって動きにくくなると、関節全体の動きも鈍くなってしまいます。
そして皮膚は全身が一枚でつながっているため、離れた場所のシワや硬さが他の部位の動きに影響することもあります。

■ さらに体感してみましょう!
今度は首で試してみましょう。
① 首を左右に倒してみて、「倒しにくい」「突っ張る」方を確認します。
例:
•右に倒すと左側が突っ張る
•左に倒すと右側が痛い など
② 倒しにくい方向が分かったら、反対側の腕を使います。
•右に倒しにくい → 左腕を
•左に倒しにくい → 右腕を
③ 肘から先の腕を軽くつかみ、皮膚を20~30回ほどグルグルこするように動かします。

④ グルグルこすったら、もう一度首を倒してみましょう。
先ほどより倒しやすくなったり、突っ張りが軽くなっていませんか?
■ 離れた場所の影響に気づこう
このように、首の動きが離れた腕の皮膚の状態で変わることがあります。 つまり、「体のかたさ」はその部位の関節や筋肉だけの問題ではなく、その部位や遠く離れた皮膚の滑走性にも関係しているのです。
昔のケガ、手術痕、やけど、擦り傷など――
一見関係なさそうな昔の出来事が、今の痛みや動きづらさの原因になっているケースがあります。
だからこそ、理学療法士の運動療法の問診の際に「昔のケガ」や「昔の病気の治療歴」など細かくお聞きしています。
それらの情報が、現在の体の痛みを緩和するヒントになる事もあるからです。
■ まとめ
皮膚のシワをやさしくさするだけでも、体の動きが変わることがあります。
「筋肉を伸ばしても硬さが取れない」「最近、動きがぎこちない」と感じる方は、 ぜひ“皮膚”にも注目してみてくださいね。
それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました。





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